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だから僕は・・・デザイナーとしての道 [Dezign]

私は、人に使われながら、そして、そのことで、
人の役に立ちながら、
自分の伝えたいコトやモノを、いまも探しています。きっと、
デザインとは永遠に通過点であり、模索しながら、
完成形に近づいていくもので、
その時、その時に一瞬だけ輝くモノなのだと感じています。

アートディレクター入門

アートディレクター入門

  • 作者: 大倉 喬二
  • 出版社/メーカー: 電通
  • 発売日: 1996/10
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)



やりたかった広告
求められる個告
〜実現したいオンリーワン〜
「何事においても、上手にデザインをする人」になろう!


広告とは、広くに告知すること(マスメディア)です。
個告とは、個人に告知する(ワン・トゥ・ワン)メディアです。
生き残りを賭けた情報(商品・商材)で、
求められるオンリーワン。
あなたしかできないこと・・・・それが、真価を高めて行く。

絵を描くことが、好きだった少年時代、
児童館の写生大会などで、幸運にも毎回、
入賞することができた。
そのうち、世の中が、アニメブームに突入。
高校時代から、美術科に入学できた私もご多分にもれず、
宇宙戦艦ヤマトやガンダムなどの世界に憧れ、
それらをまねしたイラストを描いた。
イラストを描くことやアニメソングを歌うことで、
自分がその世界のムーブメントに取り込まれている
ような気になり、そのことが幸せだった。
そのころは、絵を描く=(イコール)クリエイティブだった。
(そのような、人まね手法では、はなはだクリエイティブとは、
いいがたいが)情報発信をしていると錯覚していた。
絵画でムーブメントを起こすことができないだろうか?!
若さゆえのパワー(体力)だけはあったあの頃、学祭では、
演劇の舞台美術に携わり、シーンごとの舞台の背景を
一人で、描きあげた・・・。
そのことは、卒業制作の大作の制作には役にたった。
しかし、イメージだけで方法論もわからず、
コンセプトというものが、浅かったため、
制作現場での技術面ばかりに目をうばわれていた。
技術は大事だが、作品を発表した後に、やってくる
疲労感は、なにか間違っていた。
イメージばかりを追っかけても、人に伝わるものは
少なかった。
私は、テクニックだけでは、だめだ・・・と感じていた。
漠然としていたが、「伝える」とは何だ!
「伝える」にはどうしたら?
そして、「何を伝えるのか」ということに悩んだ。
そして、それならば、今は自分の培った技術を使い、
人の意向を伝えるんだ・・・。そうすれば、
「何を伝えるのか」
ということに悩まずに済む・・・と逃げてきた。
(自分の意見がないわけではないのだが、
人に伝え訴えるには、あまりにも無知で、
稚拙な考えしか思い浮かばなかった。これを
世間では、コンセプトのない絵馬鹿と言うのだ
〜笑々 と痛感した。)

昭和世代が親しんできたメディア・・・・・
・・・・・・・テレビ・ラジオ・新聞・雑誌など、
それらは時代の花形で、文字通り、
マス・コミュニケーションだった。
自分も、マス(=大衆)に向けての、
情報発信に何らかの関わりを
もってみたかった。当時のメディア戦略は、
それしか、身の回りになかった。
〜重厚長大が良しとされていた時代だった。

私は、大学時代、バイトで某新聞社の編集補助員として、
編集局内の原稿整理(主に雑用だったが)をさせていただく
チャンスにめぐまれた。
そして、卒業後は印刷会社の企画室デザイナーを経て、
大手広告代理店(電通など)の下請け制作会社の
アートディレクターとなり、主に新聞広告をメインとして、
制作の現場にたずさわってきた。

次第に、制作の現場は、
アナログ(手作業=職人)からデジタル
(パソコン=使う人のセンス)に
流れが移り、テクノロジーの波が、
変えた高効率な広告制作プロセスは、
中途半端な、中間業者を消滅させた。
印刷業界からは、写植が消え、
レタッチ(製版)もデジタル化され、
それまで分業されて職人たちの
助けを借りてきた分野も、
一人のデザイナーが、パソコン上で加工して、
デジタルデータを仕上げるようになった。
(平たく言えば、デザイナー個人にかかる
作業と責任が増えた。)
この頃から、私はデジタルデザイナーとして、
やりたかったことに違和感を感じてきていた。
求められることが、急ぎすぎる構造改革に
なってきていた。
(日々の作業におわれるだけで、
なにもできない。
圧倒的な作業量の多さに震撼した。)
〜軽薄短小が求められる時代だった。

WEBデザイン、
FLASH、JAVA、JAVA SCRIPT、CGI,
PERL など、乗り遅れてしまった私だが、
近視眼的に物事をとらえるのをやめ、
遠視眼的に、平成という時代をとらえてみる。
インターネットの波で、社会構造も変化した。
中途半端な中間業者(問屋など、主に中間マージンを
搾取する能力しか持たない企業)は、淘汰された。
ブームになった言葉は「リストラ」。
顧客と企業のダイレクトな取引が可能になった
エレクトリック・コマースは、大きく2つに分けると
WEB上のバナー広告と実店舗を兼ね備えた
(クリック・アンド・モルタル)と
WEB上だけで、展開する仮想ショッピングモール
(ヴァーチャル・ショップ)という業態を生み出した。
ことに日本におけるケータイを利用したマーケティングは
独自に市場を急成長させた。
これを可能にしたのは、流通と決済における
テクノロジーの進化と企業努力によるものだった。
〜ハードからソフトへとモノの価値がシフトしてきた
時代になった。

歴史の浅いインタ−ネットだが、
それが起こした革命は瞬く間に広がった。
Web全般では、情報戦略に強いことは明白。
「WEB2.0」という言葉も飛び出し、それまで培われてきた
プログラミング技術を、新しい発想で融合させ、
まだまだ、発展する勢いだ。
誰もがインターネットを介して
情報の共有ができる時代に突入した今、
安いだけでは、生き残れない。付加価値をどこに求めるかが、
重要な課題になる。日本独自のケータイ(モバイル)文化は、
1個人1様式的なスタイルを加速させ、広告は、
ワン・トゥ・ワン・マーケティングを
重要視した戦略をトータルで、
提供しなければ、受け入れられなくなった。
本当はマスコミに憧れてきたのに・・・・・。
カタチのあるものには、値段がつけやすく、
カタチのないものには、値段がつけにくい。
そんなことも考えながら、
オンリーワンで普遍的なメディア・・・・・
・・・・・それを、考えなければ生き残れない。

「何事においても、上手にデザインをする人」が、
付加価値を高めて成功するであろうと予測する。
料理でも、音楽でも、スポーツでも、ファッションでも、
「デザインしていく」、という姿勢は、
ライフスタイル全般に、あてはめることが可能だ。
その過程で、
「上手に、オンリーワン・デザインをする人」が
メディアと融合することで、必然的な革命
(レボリューション)をおこすだろうと信じる。
あなたは、どんなレボリューションをおこすかな?

新アートディレクター入門

新アートディレクター入門

  • 作者: デンツウデザインタンク
  • 出版社/メーカー: 電通
  • 発売日: 2007/04
  • メディア: 単行本



私は、人に使われながら、そして、そのことで、
人の役に立ちながら、
自分の伝えたいコトやモノを、いまも探しています。きっと、
デザインとは永遠に通過点であり、模索しながら、
完成形に近づいていくもので、
その時、その時に一瞬だけ輝くモノなのだと感じています。
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